白隠禅師の「内観の法」

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白隠禅師の「内観の法」

白隠禅師の養生術

 白隠禅師の養生術です。これは主に、2つの方法があります。

    「内観の秘法」
     丹田 (へそ下の重心) に心を置いて、腰脚足心など、下半身に元気と重心を置いて練っていく。
    「軟酥鴨卵 (なんそおうらん) の法」(軟酥 (なんそ) の法と呼ばれています)
     軟酥鴨卵 (なんそおうらん) を、頭頂に置き、頭から全身にかけてリラックスして、浸してゆく。

 この方法で、無意識にある前提や思い込み (執着や険悪の感情や考え) を、書き換えます。この方法では、小さな成功体験を繰り返すことで、自信になり確信を持つようになります。

白隠禅師の養生術

白隠禅師の養生術

 白隠禅師の著書は、「夜船閑話 (やせんかんわ)」や「遠羅天釜 (おらてがま)」などがあります。
 直木公彦さんが、「内観法」のあらましを書いています。(日本教文社から「白隠禅師の健康法と逸話」を出版)

 

白隠禅師

白隠禅師

「白隠禅師は言った。もし、学問の道にすすみ、悟道に志す者が、勉学身にすぎ、心身疲労はなはだしく、内臓の調和が乱れてきたならば、鍼灸や医薬などで癒 (なお) るものではない。

 自分は諸君の難病をなおすことのできる『仙人還丹の秘訣』、および調息調心法、精神的治療法を知っている。諸君らは、この秘訣を実習するがよい。たちまちすぐれた特効をしめし、暗雲重霧がからりと晴れわたり、満月が浩々と輝きだしたように、あきらかな秘効のあるものである」白隠禅師

 

「内観の秘法」

「内観の秘法」

 「この秘法を実習しょうとするときには、すべからく人間世界の思いわずらいや計らいと、小智才覚の一切を放下し、からっぽになって、この「内観の秘法」を行い、深く眠りこみ、そのあとで、肉体の眼とともに心の目を醒ますというようでなければならない。

 すなわち、床に入り、眠りに入る前に、両脚を長く踏みそろえ、一身の元気を臍 (へそ) のまわりから気海丹田・腰・股や両脚から足のうらに下し充たして、次のように何回も繰りかえし繰り返し内観するのである。

 (1) わがこの気海丹田、腰脚足心 (きかいたんでん、ようきゃくそくしん)、まさに是れ、本来の面目 (めんもく)、面目なんの鼻孔 (びこう) かある。

 (2) わがこの気海丹田、まさに是れ、わが本分の家郷 (かきょう)、家郷なんの消息がある。

 (3) わがこの気海丹田、まさに是れ、わが唯心 (ゆいしん) の浄土、浄土なんの荘厳かある。

 (4) わがこの気海丹田、まさに是れ、わが己心 (こしん) の弥陀、弥陀なんの法をか説く。

 このように何度も打ちかえし、ねりかえし、観念、想像力を集中してゆくがよい。

 観念、想像力造構の効果がつもり、一身の元気はいつしか、腰や脚部や足のうらに充ち満ちて、下腹部の丹田 (たんでん) はヒョウタンのように太くなり固くなってくるであろう。

 「内観の秘法」を一心に、真剣に実習するときは、二、三週間にして、いままでの苦悩・不快・神経衰弱・心臓病・肺病などあらゆる難病の症状が、底をはらったように全治するものである。

 もしこれが偽りならば、この老僧の首を斬りとって持ちさるがよい」白隠禅師

 この白隠禅師が唱えた、4つの内観の言葉を唱えます。

注:4つの内観の言葉の意味です。

    1) 本来の面目 (めんもく)、つまり本来の自己は、身体の中心・丹田と下半身にあり、その自己には鼻孔はない。
     注記:
     本来の面目 (めんもく):すべての人がもともと持っている自然のままの心性。自分の本来の姿。真実の自己という意味。

    2) 我が気海丹田こそ、本来の故郷、その故郷に、なんの消息が必要か。
     注記:
     家郷 (かきょう):ふるさと。故郷。郷里という意味。

    3) 我が気海丹田こそ、荘厳さとは関係ない、心の浄土である。
     注記:
     唯心 (ゆいしん) の浄土:一切の存在はすべて心の現れであるという見方から、浄土も自分自身の心の現れであり、心の中に存在するという意味。

    4) 我が気海丹田こそ、説教をしない、心の弥陀である。
     注記:
     己心 (こしん) の弥陀:弥陀は、極楽浄土にあるのではなくて、自分の心の中にあるという意味。

     注記:
     気海:鍼灸医学のつぼ (経穴) の一つ。へそ下、1寸5分 (大人で、約4.5cm) の所。元気の集まる海の意味がある。任脈(にんみゃく)に属し、腎炎・糖尿病などの治療点。
     丹田:道教に説く身体の部位の名で、両眉の間の、3寸入った所を上丹田、心臓の下にあるのを中丹田、臍下 (せいか) 2寸4分にあるのを、下丹田と呼ぶ。この場合は、ヘソの下、2寸4分 (大人で、約7.27cm) 指を横にして、3本 (~5本) のところにあるツボの名です。そこから、おなかの奥に入り込んだところにある。

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